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佐賀県 有田焼
陶芸家 西隆行

有田の伝統を重んじながら、

​現代風にアップデートを重ねる若手陶芸家。

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昔からものをつくるのが好きだったという西氏。
大学では建築やデザインの学校にて建築学科に進み、
その後一年ほど工務店で外構設計の仕事をしていたが、
単に設計をするだけでなく、

最初から最後まで自分の手でものづくりをしたく就職後一年で退職。
有田窯業大学を経て23歳から陶芸を本格的に開始した。

大学生のころからサークルで陶芸に触れていたが、
原料から商品を作り
販売までを自身で行う、

陶芸家という生き方に改めて気が付き、
有田窯業大学校にて本格的に陶芸に身を投じる。
大学を経た後助手として2年を修行に費やし、独立。
分業体制が多いという有田焼の世界で、

西氏は原料の調合から販売までをすべて自身で行っている。

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西氏の代表的な作品のひとつである「雫」シリーズは、

釉薬を器上半分から通常の5倍から10倍分の厚みで分厚く施し、

あえて垂らしている。
垂れた釉薬は窯の中で自然と流れ、

2つとして同じものがない自然な液体の流れが施された作品が完成する。
生地は有田の代表的な天草陶土と呼ばれる陶土を使用しており、

有田焼の特徴である滑らかな生地感を出している。

活動拠点は全国にわたる西氏。

都内ギャラリーや百貨店での個展や合同展、

愛媛県の砥部焼ブランド「龍泉窯」とのコラボレーションなど

​意欲的に活動する期待の若手作家。

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有田の伝統を重んじながら

自己流にアップデートを絶やさない西氏。

彼のものづくりに対する情熱を

私達も発信していきたいと思う。

陶歴

2008年3月福岡大学工学部建築学科卒業
2009年4月佐賀県立有田窯業大学校専門課程陶磁器科入学
2010年10月佐賀大学『ひと・もの作り唐津』プロジェクト参加
2011年3月佐賀県立有田窯業大学校専門課程陶磁器科卒業
2011年4月佐賀県立有田窯業大学校 助手就任
2012年12月佐賀大学『ひと・もの作り唐津』プロジェクト卒業
2013年3月佐賀県立有田窯業大学校 助手退任
2013年10月独立支援工房「赤絵座」にて作陶
2016年2月有田町南山に工房をかまえる

第111回九州山口陶磁展 産業陶磁器部門 熊本放送賞受賞
2014年伊丹国際クラフト展 入選
第112回九州山口陶磁展 美術工芸部門 入選
高岡2015年クラフトコンペ 入選
2015めし碗グランプリ 入選
第116回有田国際陶磁展 産業陶磁器部門 3位有田町長賞

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